■高血圧
心筋梗塞や脳卒中といった、人生に大きなインパクトを与え続ける2疾患は、動脈硬化がもともとの始まりになりますね。
動脈硬化の原因は、様々で「年齢」や「遺伝的要因」といった、変えることのできないものに加えて、「高血圧」「脂質異常症」「糖尿病」「喫煙」といった、自分の行動やリスク管理を行うことでコントロールできるものに分類できます。
やはり重要なことは、コントロールできるものをコントロールすることですので、今回は高血圧について考えていきましょう。
さて、高血圧というのは、突然発症するのでしょうか??
そんなことはないですね。だんだん日頃の血圧が高くなっていき、あるラインを超えたとき、高血圧ですね、と診断されるものです。
血圧は、一日の間でも当然変化しますし、測り方によっても変わりうるものです。
とくに、家で測る家庭血圧と診療所や病院で測る血圧も異なることが多いです。
では、なにを基準に医者は考えているのでしょうか??
大事なのは家庭血圧
朝と夜に2回ずつ、正しいタイミングと正しい姿勢で測ることが重要です。.
オムロンヘルスケアさんのイラストを見ていただくと、とてもわかりやすいですね。
STUDIOでもみなさんにお伝えしているように、まずはリラックスして、両足を地面につける。
カフの中心は心臓の高さ、腕の力をぬいて、深呼吸して1〜2分安静後に測定を開始してください。
朝は、起床後、トイレに行って、朝ごはんを食べる前、薬を飲む前に、1〜2分安静にして2回測りましょう。
夜は、お風呂の前後ではなく、寝る前に、1〜2分安静にして2回測りましょう。
重要なことは、自宅で血圧を測定し、記録すること。
そして、その結果を医療スタッフにみてもらうことです。
血圧は、収縮期血圧120mmHgを超えると、心血管死亡リスクが高まる、といわれています。
このように、120~130mmHg台だったら、安心!!ということではないんですね。
みなさんも、140や160mmHgだったら、さすがによくないな、って気持ちになると思いますが、実際は120~130mmHgであっても十分リスクになるのですね。
運動や食事(特に塩分)、減量によって改善できることも多いです。
また、睡眠が不十分であったり、睡眠中にいびきが多くなるなど、睡眠時無呼吸症候群が隠れている場合なども血圧は高くなってしまいます・・
大事なことは、まず現状を知ることですので、会社やSTUDIOで血圧が120mmHgを超えている場合には、自宅で血圧を測定することを検討してみましょう。
STUDIO staffも血圧についてはよく勉強しておりますので、気になる方は是非アドバイスしてもらってください。
もちろん、診療所でもチェックしますので、お気軽に声をかけてくださいね!!