■心筋梗塞と脳梗塞
40~74歳の男性の4人に1人はメタボで、2人に1人はメタボ予備軍でしたね。
女性は、男性の半分くらいの割合でした。
日本人の主な死因について見てみると、4人に1人はがんで亡くなるとされ、死因のTop 1になります。続いて、心疾患(15%)、老衰(9%)、脳血管疾患(8%)となります。
少しだけ、「がん」についてお話しますと、ポイントは早期発見になると思います。
科学的に「予防」しうるのは、個別のがんに対して、リスクを下げる行動(禁煙、日光に当たりすぎない、適度な運動、ヘルシーな食生活、安全なsex)があり、ワクチンを打つことでリスクが下がるがんもあります。
早期発見については、個別のがんに対して、スクリーニングの定期受診など、色々ありますので、Doctor’s Fitness 診療所へお問い合わせ下さい。いつでもアドバイスさせていただきます。
さて、死因のTop2と4の心疾患と脳血管、特に心筋梗塞と脳梗塞に着目してみると、実は共通点があるのです。
このイラストを見ていただくと、
心筋梗塞は、心臓の血管が詰まって起こる病気
脳梗塞は、脳の血管が詰まって起こる病気
つまり、血管の病気であることが、お分かりになるでしょうか??
血管の病気=動脈硬化
といった話になります。
動脈硬化は、心臓から全身に血液を送る「動脈」が傷み、硬くなりしなやかさが失われる、プラークというゴミ・ぬめり、のようなものが血管をつまらせてしまう。
そんな感じです。
例えば、狭心症や心筋梗塞に代表される心臓の血管の病気は、このように血管(冠動脈)が細くなったり(血液の通り道が狭い)、突然詰まることで起こります。
では、なぜ、こんなに血管が悪くなるのでしょうか??
メタボの診断基準にも出てくる、高血圧、高血糖(糖尿病)、脂質代謝異常が悪さしているんですね。
その他にも、喫煙をすることで、タバコの煙の中に含まれている有害物質が血管を悪くします。
喫煙については、また今度お話するとして、まずは、高血圧、高血糖(糖尿病)、脂質代謝異常をしっかりコントロールすることが重要です。
大事なことはまず、現状を正しく把握することです。
ご自身の健康診断結果をチェックして、A判定でないのであれば、それはすでに病気の進行が始まっている恐れがあります。一度、Doctor’s Fitness 診療所へご相談下さい。
B判定やC判定は、ほっておいても、A判定になる可能性は低いです。
まぁ、当たり前ですよね。自己流もいいですが、まずは、正しい改善方法を知ることが大事ですからね。